JTCのSIer出身のものだがティール組織を読んでみた
背景
自分はいわゆるJapanese Traditional Company (Bigではない) の SIer 出身で、昨年10月に転職をした。
今回の転職で技術的にモダンな環境になったのみならず、待遇も変わったし所属している組織の文化も大きく変わった。
前職では9時~18時の固定の勤務時間であったが、フレックス勤務になった。(現在は時期的なこともありリモートワークで働いている)
搾取、押し付け、異常にプライドが高い人間、ハラスメントなどもなく健全な文化
にも関わらず、社内では日々いろんな人たちが「会社をもっとこうしていくべきじゃないか」というような議論をしていた。
(いや、、、今のままで十分良くない?どこがダメなの、、、?)
転職して数ヶ月、自分の中で常にこう思っていた。しかし、だんだんとじゃあいい組織ってどんな組織なの?という疑問が湧いてきた。 そこで、本屋でよく見る『ティール組織』を読んでみることにした。
気付き
内容はこんな感じ。この記事は本の内容を紹介したいわけではないのでこの程度で。
この本を読んで、以下のようなことを感じるようになった。
- "管理"という行為は管理する対象を信用していないから生じるものである。
- 自ら考え、主体的に行動しなければならない。自分が行動することで組織が良くなることがあるのにそれを放置するのは組織にとって損失だし、古いパラダイムの考え方で"管理"に甘えている行為。
これを踏まえると、日々自分の中でも「ここはもっとこうした方がいいんじゃないか」という疑問が湧いているにも関わらず(いち従業員が口を出す問題じゃない)、(上にいる人たちが考えてなんとかしてくれるだろう)と、古いパラダイムに囚われすぎて会社という組織はこういうもんだと考え自分の考えを封殺していることに気づくことができた。
ティール組織を読んで
この本を読んで、よしじゃあティール組織を目指していきたい!とか、そうなっていくためのプラクティスを試していきたい!という風には思わなかった。
しかし、自分の経験や感じたことを自分だけのものに留めておくのだけではなく、組織に共有したり意見を述べるというアクションを取ることができた。 自分的に少し思い切ったことを述べたので社内に共有する際非常に躊躇し何度も迷ったが、結果その発信に対して共感を持ってもらうこともできた。 この経験を通じて、自分がいる組織は自分の意見を自由に述べることができる場所であるし、またそれを通じて他人に働きかけることができるということが分かった。
これからも自分にできることを積極的に見つけ、発信していきたいと思う。